乳腺炎や乳がんと脇の下の痛み


脇の下の痛みや腫れは、乳腺炎乳がんのサインである可能性があります。これらの病気は、乳房と密接に関連しており、特に女性にとって重要な情報です。しかし、どちらの病気も、その症状には違いがあります。


乳腺炎の場合

乳腺炎は、主に授乳中の女性に起こりやすい乳房の炎症です。乳腺に母乳がたまり、細菌感染を起こすことで発症します。

  • 痛みの特徴: 脇の下のリンパ節の腫れとともに、ズキズキとした強い痛みを伴うことが多いです。これは、リンパ節が感染と戦っているサインです。

  • その他の症状: 乳房全体が赤く腫れ、熱をもち、硬くなります。また、高熱や寒気、頭痛、関節痛といったインフルエンザに似た全身症状が現れることがあります。

乳腺炎による脇の下の痛みは、通常、原因となる炎症が治まれば改善します。


乳がんの場合

乳がんは、乳房にできる悪性腫瘍です。初期の乳がんには痛みが伴わないことが多いですが、がんが進行し、脇の下のリンパ節に転移すると、痛みやしこりを引き起こすことがあります。

  • 痛みの特徴: 乳がんによる痛みは、乳腺炎のように激しい痛みではないことが多いです。しこりによる圧迫感や、ズキズキとした違和感として現れることがあります。しかし、乳がんは痛みのないしこりで発見されるケースが多いため、痛みがなくても注意が必要です。

  • その他の症状: 乳房に硬く、動かないしこりがある、乳房の皮膚がへこんだりひきつれたりする、乳頭から血の混じった分泌物が出る、といった症状が見られることがあります。

乳がんによる脇の下の痛みやしこりは、痛みがなくても、硬く、時間の経過とともに大きくなる傾向があるため、注意が必要です。


まとめ:症状の見分け方と受診の目安

乳腺炎と乳がんの症状は、似ている部分もありますが、いくつかの違いがあります。

乳腺炎乳がん
痛み強く、ズキズキすることが多い痛みのないしこりが多い、あっても違和感程度
しこり熱をもち、押すと痛むことが多い硬く、動かないことが多い、痛みがないケースも
全身症状高熱や寒気など風邪のような症状を伴う初期には全身症状はほとんどない

もし、脇の下に痛みやしこりを感じたら、まずは自己検診で、しこりの硬さや動き、痛みの有無などを確認してみましょう。特に以下のようなサインがある場合は、早めに乳腺外科を受診してください。

  • 痛みがなく、硬くて動かないしこりがある

  • しこりが徐々に大きくなっている

  • 脇の下のしこりとともに、乳房にへこみやひきつれがある

  • 熱や痛みが2週間以上続く

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